前向き 外向き 自然体

「いま、ここ」にスポットライトを当てる大学職員の日常を記録します。 since 2009


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文科省が意見募集している。
件名は「国立大学法人の在り方」で〆切は3月末まで。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1289380.htm

ちょっと前(国大協出向時)なら組織的にも個人的にも大騒ぎしていたはずだ。
少なくともおととしまでの管理人だったら、「千載一遇のチャンス」とみなし、今ごろ意見提出していただろう。

しかし現実には、“ムシ”してる{/回転線/}
理由は、違う方向(→足元ね)見て仕事してるからだと思う{/回転線/}{/回転線/}{/回転線/}

「こんなんじゃ、キャリアプラトーまっしぐらだな{/がっかり/}」

と内心感じてはいた。

そんな中、今朝、ある恩師から、
「法人化後のメリット、デメリットなど日常業務に関して感じたことを教えて」
との指令メールが全国の仲間に同時着信した。しかも急いでる。
怖いので、
文科省の意見募集に準じて次のようにつぶやき回答した。

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■ 国立大学法人制度全般の現状、成果、課題、今後改善すべき点等

○全般的にはまだまだ過渡期である。

(成果)
・法人化の目的の一つである「自主・自律」は各大学に意識されつつある。
→特に、学長をトップとした「経営体」への移行は急速に進んでいる。
→また、管理職への内部登用による若手職員の意識向上も程度の差はあれ進んでいる。

(課題)
・「経営体」としてのPDCAサイクルはうまく機能していない。
→法定の目標・計画の形骸化と大学独自のPDCAの乖離
・大学の機能分と再編統合
・職員の能力開発
→教員のマネジメント負担が増えている。

(今後改善すべき点)
・年度計画・実績報告書の廃止→各大学にゆだねる

(追加;今後推進すべき政策)
・大学連携政策
→現在の「戦略GP」は予算縮小されているが、国の政策誘導は今度も進めるべき
→個別大学に機能分化を期待するのはムリがある(特に国公立)。
・地方分権
→大学をエンジンとする日本再生と地方分権はセットですすめるべき。

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足元ばかり見てないで、たまにはいろんなとこ見て仕事しなければならないな・・・。

そーいえば、
事業仕分けのあとのターゲットは独立行政法人だとの報道があった。

振り返ってみると、国立大学の法人化は、
行財政改革→独法制度の成立→国立大学法人化
の流れだった。

歴史はよく繰り返すので、
事業仕分け→独法改革→国立大学法人制度の見直し
ともなりかねない。

今回のような意見募集にはやはり、当事者として積極的に関わるべきだと思う。

それで、今日は夕方から工学部がある米沢キャンパスへ行った。
ちなみに山形からは{/車/}で約1時間かかる。
目的は、大学コンソーシアムやまがたと山形県の共催で「サイエンスカフェin 米沢」を開催すること。



48名の中高生が参加し、「生物とロボットについて」学んだ。

なお、工学部は管理人が平成5年に大学職員のキャリアをスタートさせたところである。
もっとも、当時は公務員という意識の方が強かったが。

今日の重要文化財(旧米沢工業高等学校本館)↓



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朝暗いうちに車で家を出た。
向かう先は100キロほど離れた鶴岡工業高等専門学校
通称<鶴高専>

ラジオからは、
「この冬一番の寒さ」
とか
「国道112号は一部で吹雪」
など、いやな情報を流していた。

山形~鶴岡間は「月山越え」という、この季節はあまり通りたくないルートを使う。
月山は出羽三山の一つで標高は2,000メートルほどだが、国内有数の豪雪地帯である。
夏スキーのメッカでもあり、逆に冬は雪が多すぎてスキーできない。

しかも今日は吹雪{/雪/}{/雪/}{/雪/}{/雪/}{/雪/}{/雪/}{/雪/}{/雪/}
途中で視界ゼロになり、前後左右上下全部真っ白!
何度も引き返そうと思ったが、
朝イチで校長先生とのアポを入れてもらっているので、そんなことはできなかった。

なんとか到着し、まだ時間に余裕があったので車の中で資料を読んでたら、
鶴高専の職員さんが校舎前で雪かきをはじめた。

「へぇ~、学生来る前に雪かきとはたいしたもんだなぁ{/まいった/}」

と感心してよく見ると、鶴高専に人事交流で来ている山形大学のA部だった。
管理人のことを「ひぐっ!」と呼び捨てにする生意気な後輩だが、大学職員としてもテニスプレイヤーとしても一目置かざるを得ないライバルである。
ちなみに自称“山大のエース”

管理人が出向に出る6年前までは事務局で同じ部署だった。
その後、校長室に入る前にA部のところに寄り、近況を報告しあった。
→雪かきに感心したことは言わなかった{/目/}。

打ち合わせも首尾よく終わり、
山形での次の予定のためそそくさと帰り始めると、
A部は吹雪の中、管理人が駐車場を出るまで見送ってくれた。

おそらく彼はこの春に山形大に戻ってくるだろう。
また一緒に仕事やテニスができることを楽しみにしている。

復路もまた吹雪だったが、気持ち的に往路より楽に戻って来ることが出来た。

{/車/}{/雪/}{/車/}{/雪/}{/車/}{/雪/}{/車/}{/雪/}{/車/}{/雪/}


で、

今日は節分。

我が家では、辰寿しの恵方巻をいただき、



なぜかジェイソン鬼が登場した。



↑無反応の子ども

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